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ゼロエミッションの原子力発電所の安全運転促進

日揮ホールディングス株式会社

概要

日揮グループのエネルギー・環境コンサルティング事業会社である日本エヌ・ユー・エス株式会社(JANUS)は、1971年の創立以来、原子力発電所向けのコンサルティングサービスを提供しています。具体的には、海外の規制、発電所運用情報などを提供、規制要件をクリアし、安全・効率的に原子力発電所を高設備利用率で運転できるようサポートしています。福島事故以降、様々な規制対応が求められる中、新規制対応に関する支援も行うことによって、ゼロエミッションの原子力発電所の再稼働をサポートしています。
また、バックエンド分野に関しても、最新動向の調査分析や解析評価等を通じて、安全確実な核燃料サイクル事業の実現を支援しています。

説明

JANUSは、原子力発電所およびバックエンド向けのコンサルティングサービスとして、次のサービスを提供しています。
・ 欧米の規制、運転経験情報:米国および欧州主要国の原子力規制、運転経験の情報を提供。規制審査対応や、運転経験情報の水平展開の基礎情報として貢献。
・ 保守高度化:設備のライフサイクルにわたる安全運転をサポートするために、保守分野の調査/解析/コンサルティング業務を実施。
・ 高経年化対策:高経年化に伴う構築物、系統、及び機器の経年劣化管理に関する欧米情報を提供し、国内原子力発電所の高経年化対策に寄与。
・ 信頼性/リスク評価:レベル1の確率論的リスク評価(PRA)(炉心損傷頻度(CDF)の評価)、レベル2PRA(環境中に放出される放射性物質の量とその発生頻度の評価)、3PRA(公衆の被害の評価)に関し、解析・評価サービス及び解析支援ツールを提供。また、リスク情報を活用した原子力発電所等の施設の運用管理に係る解析・評価サービス及び解析支援ツールを提供。
・ 防災・被ばく評価:放射線による被ばくを評価するために、事故時・平常時の被ばく線量評価システム、ガンマ線被ばく評価システムを開発。事故により放射性物質が大気環境中に放出された場合のサイト周辺の被ばく評価を迅速に行う緊急時環境影響評価システムのサイトへの導入・整備及び防災対策上必要な防災地図の作成。

バックエンド向けサービスを次の通りです。
・ 廃止措置:海外の原子力施設の廃止措置に関連する情報(プロジェクト経験、安全規制、法制度、その他)の調査分析を実施
・ 核燃料サイクル:海外の核燃料サイクルに関連する情報の調査分析や、国内の核燃料サイクルに関連する解析評価、環境影響評価等を実施
・ 放射性廃棄物:放射性廃棄物処分に関する研究開発を支援するため、国内外の関連研究の最新動向調査等を実施
・ 地中拡散シミュレーション:原子力利用等で発生した種々の放射性廃棄物の地中処分に起因する放射性核種の地中拡散や影響評価を実施

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