高性能炭素材料の開発による再エネ用二次電池の普及促進
東洋紡株式会社
概要
再生可能エネルギーの活用に欠かせない、二次電池用に高性能炭素材料を開発する。旧来の発電方式によるCO2排出量を削減するため、再生可能エネルギーの普及・拡大を目指す機運が高まっている。一方で、発電量が天候などに左右される太陽光発電や風力発電においては、電力を貯蔵する蓄電池などが欠かせない。これら二次電池の低コスト化が普及の要となる。
二次電池の低コスト化には、安価な構成材料を採用する以外に、高性能化(高出力・高容量化など)も有効であることが分かっている。当社は、40年以上におよぶ、活性炭素繊維の開発実績を有し、溶剤回収装置や大型の二次電池用の炭素材料を開発している。こうした技術・ノウハウをさらに発展・活用することで、二次電池の高性能化に寄与する炭素材料の開発を目指す。電池メーカーとの積極的な協業を通じて、低コストな二次電池、ひいては再生可能エネルギーの普及を促し、CO2の削減に貢献する。
説明
1. チャレンジ到達目標
・ 低コストの二次電池の開発および普及促進
2. チャレンジ実現に向けて克服すべき課題
・ 電池の高性能化(高出力、高容量化)
3. 当社の具体的アクション
・ 高性能化に寄与できる炭素材料の開発
・ 電池メーカーとの協業による実装化
4. 実現した場合の効果
・ 再生可能エネルギーの普及により発電に由来するCO2が削減可能
* CO2削減量は電池メーカーによる再生可能エネルギーの普及度で決まる。弊社はその普及度に対して間接的な貢献となるためCO2削減量の定量化は不可。
連携先
(連携中)電池メーカー