徹底的な省電力を実現するロボティクス技術
セイコーエプソン株式会社
概要
当社のロボット開発は、腕時計のムーブメント組み立てに最適なスカラロボットを自社開発したことをルーツに、精密加工技術ノウハウを活かし、優れた先進性と信頼性で35年以上の長きにわたり業界をリードしてきた。
「省・小・精の技術」に加え、画像処理技術、センシング技術、多様な事業で培ってきた技術やデバイスを組み合わせることで、高速・高精度・小型・軽量・スリムで省電力なロボットの提供を進めている。特にロボット制御やVRT制御等における先進的技術により繰り返し動作間の待機時間を短縮し、アーム質量の軽量化とモーターの小型化に取り組み、低消費電力で小型なロボットの実現を進めている。
説明
世界的な人件費の上昇や人材獲得競争の激化に伴い、生産現場においてロボットの導入が急激に拡大している。加えて単純作業から解放されて自分の時間を確保したいと考える人々が増加しており、ロボットの用途が工場から小売店にまで広がることが予想される。
ロボットは導入とともに電力消費は拡大し、環境に与える負荷も大きくなってしまう。このロボット市場の普及と気候変動緩和とのギャップを埋めるには、ロボット自体の省電力化技術が重要な要件となる。
当社は、「省・小・精の技術」に加え、画像処理技術、センシング技術、多様な事業で培ってきた技術やデバイスを組み合わせることで、高速・高精度・小型・軽量・スリムで省電力なロボットの提供を進めてきた。また、ワールドワイドに販売拠点や生産拠点を持ち、現地販売・サービスを行っている当社のネットワークを最大限に活かして、お客様の困り事をいち早く把握し、細かな要求にも迅速に対応している。
省エネ技術に関しては、長い歴史の中で培ったロボット制御技術、VRT制御技術等により、繰り返し動作間の待機時間を短縮し、さらにアーム質量の軽量化とモーターの小型化により、低消費電力で小型なロボットを開発している。
今後、ロボットへのニーズの多様化により、さらに様々な側面での技術革新が求められるが、当社は、「省・小・精の技術」、画像処理技術、センシング技術、多様な事業で培ってきた技術やデバイスを組み合わせることで、常に高いレベルで応えロボティクス技術の深化を続ける。