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航空機用中間材料の技術開発

帝人株式会社

概要

航空機市場は、今後20年間でほぼ倍増すると言われている。
中でも細胴機(シングルアイル機)の納入が全体の75%を占めると予想されており、これらシングルアイル機の省エネ、低コスト化が強く求められている。 *1, *2
これらの目標達成のためには低コスト、ハイサイクル成形に貢献する航空機用中間材料が必要であり、帝人はこれら技術開発の加速・採用により、軽量な炭素繊維複合材料の適用範囲拡大(50%)に於いて航空機のライフサイクルCO2排出量7%削減を図る。*3

説明

航空機用材料のうち、帝人は以下の中間材料の技術開発、実用化を目指す。

① Tenax® Dry Reinforcements Non-Crimp Fabrics(DRNF) *4
テナックス® Dry Reinforcements は航空宇宙産業用に特別設計され、高性能、柔軟性、複雑な形状を創出する機能を提供。テキスタイル技術と樹脂注入工程を組合わせることで、高生産率, 一体構造, 複雑形状を実現でき、今後の航空機産業の実用化を目指す。

② 熱可塑プリプレグ材料 *5
テナックス® TPUDは、熱可塑性樹脂を母材としたテープ状のプリプレグ(炭素繊維シートに樹脂を染み込ませたもの)で、耐熱性、耐衝撃性、耐疲労特性などに優れているほか、成形時間の大幅な短縮が可能で、製造工程におけるコスト効率の向上に大きく寄与する。航空機メーカーが今後就航を予定している次世代航空機への本格採用を見込み、2021年以内に航空機部材メーカー向けに「テナックス® TPUD」の供給開始を目指す。

③ 熱硬化プリプレグ材料 *6
自動車用に開発した高速硬化タイプのプリプレグ(炭素繊維シートに樹脂を染み込ませたもの)をベースに、耐熱性、耐衝撃性を向上させた高性能な高速硬化プリプレグを開発中。航空機部材メーカー向けに材料提案を開始。

これら中間材料を適材適所に使用することで、航空機部品の低コスト化が可能であり、軽量な炭素繊維強化複合材料の適用が加速し、航空機の燃費向上、CO2削減に貢献できる。

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