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日本最大級のリサイクルプラスチック製造事業の立上げ

ヴェオリア・ジャパン株式会社

概要

 ヴェオリア・ジャパンは、豊田通商株式会社、小島産業株式会社と共同で、使用済みプラスチックを再資源化する日本最大級のリサイクルプラスチック製造会社、株式会社プラニックを設立しました。プラニックは、静岡県御前崎市にリサイクル工場を建設し、年間約4万トンの使用済みプラスチックを再資源化し、自動車部品や家電製品の原材料に使用可能な高品質のリサイクル原料を製造します。プラスチックにおける、持続可能なサーキュラー・エコノミー(循環型経済)の実現を通して、脱炭素社会に貢献します。

 

説明

 主に石油から生成され、自然界のサイクルの中で容易に分解、吸収されないプラスチックは、環境中に非常に長期間にわたって残留し、海や陸域の生態系に、深刻な影響を与えており、国際的な社会課題となっています。WWFの調査では、廃棄物の不適切な管理により、廃プラスチックの3分の1が自然界に入り込み、陸地、淡水、海洋の汚染を引き起こしていると報告されています。石油由来のプラスチックはその生産過程でCO₂を排出し、プラスチックの生産量の増加とともに毎年増え続けています。こうしたことから、プラスチックのマテリアルリサイクルは生物多様性、地球温暖化の観点で、重要な取組みになっています。

 現在、廃プラスチックの大半は、その経済メリットから、燃料目的で使用されるサーマルリサイクルに回されることが多く、プラスチック循環における課題になっています。プラニックでは、スケールメリットと高度選別技術により、価格競争力を確保したリサイクル原料の製造にチャレンジし、プラスチックのマテリアルリサイクルを推進します。自動車や家電から出る使用済プラスチックだけでなく、物流センターやショッピングセンターからの梱包資材、使用済パレットやコンテナなども対象に製品プラスチックの再資源化を目指します。石油を原料とするプラスチックの再資源化を促進することで、石化製品製造時における新たなCO₂排出を回避することができます。ヴェオリアはグローバルでエコロジカル・トランスフォーメーションを推進し、2020年から2023年までの中期経営戦略「Impact 2023」で、年間1,500万トン(CO₂換算)の温室効果ガス回避の目標を掲げており、プラスチックリサイクルを推進する本プロジェクトにより、目標達成に貢献していきます。

 

連携先

豊田通商株式会社

小島産業株式会社

  

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