大和エナジー・インフラによる再エネ投資、再エネ関連アドバイザリー
株式会社大和証券グループ本社
概要
これからの日本のエネルギー、インフラの課題には、再生可能エネルギー推進をはじめ、エネルギーシステムの整備、インフラ老朽化対策など、戦略的な取組みが不可欠です。海外においても、新興諸国・地域を中心にエネルギー、インフラ需要は高まっています。そのようななか、大和証券グループではこれまでも大和PIパートナーズが再生可能エネルギーへの投資を行ってきましたが、さらに事業領域の拡大、事業展開を加速するために、2018年7月に大和エナジー・インフラを設立しました。
再生可能エネルギー、インフラストラクチャーおよび資源分野への投融資を通じて「新たな価値」の提供とSDGsへの貢献を目指します。
説明
■ 太陽光発電プロジェクト
大和エナジー・インフラでは、グループのネットワークを活用し、再生可能エネルギー発電プロジェクトの開発・事業投資に積極的に取り組んでいます。2020年5月末現在、これまで開発・投資を行なってきた太陽光発電所16件のうち、現在保有し完工済みの10件すべてが安定稼働しており、現在建設中の鹿児島県南九州市太陽光発電所 (11MW)は2020年夏までに、北海道白老町太陽光発電所(35MW)は2020年内に、茨城県那珂市太陽光発電所(35MW)は2021年中に完工予定です。
また、2020年4月、大和エナジー・インフラが組成した、北海道岩見沢市および釧路市で運転中の太陽光発電所を投資対象とする「北海道メガソーラー私募ファンド」に対し、北海道電力、北洋銀行などが投融資を実施しました。全国各地に太陽光発電所を有する分散型ポートフォリオのファンドは多数存在しますが、本ファンドは、「エネルギー及びファイナンスの地産地消」をコンセプトに特定の地域に限定したポートフォリオであることが特徴です。
■ バイオマス発電プロジェクト
バイオマス発電分野では、資本業務提携先であるグリーン・サーマル株式会社とともに、国内の未利用材を主な燃料とする木質バイオマス発電所の開発を順次進めています。2018年1月より山形県米沢市において提携事業1号案件となる発電所の商業運転を開始させ、2号案件として和歌山県上富田町の発電所は2020年6月に商業運転を開始しております。
連携先
・グリーン・サーマル株式会社
・北海道電力
・北洋銀行