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金属酸化物を利用した一酸化炭素の製造方法及び製造装置の開発

三井金属鉱業株式会社

概要

当社三井金属は、環境技術を用いて各種内燃機関から排出される有毒ガス(CO、NOx、SOx等)の浄化に取り組んでまいりました。排気ガスの浄化には、ガスの吸着状態、触媒表面反応、表面とバルクとの交換反応、生成物の脱離反応を精密に制御する触媒技術が必要です。当社で保有している触媒技術を活用し、CO2ガスから各種有用な原料となるCOガスを製造する新材料とそれに適したCO製造装置の開発を目指す取組みです。

説明

温室効果ガスであるCO2からCOガスへの変換については、国立研究機関、大学、企業においてさまざまな取組みがなされていますが、実用的な技術については未だ開発されていません。その理由のひとつとして、2CO2=2CO+O2反応のギブスエネルギーは、室温(25℃)で514(kJ)、400℃でも448(kJ)と熱力学的には反応が進まないことがあげられます。上記反応が進むためには、3000℃以上の高温が必要であり、もはや実現可能な温度ではないことが示唆されます。
当社では、酸素が固体表面からバルクへと容易に拡散し、しかもCO2の吸着トラップとして有効な酸素空孔を利用した新規の変換剤の開発を目指しています。この新しい変換材料は、再生して何度も使用できる環境に優しい材料ではありますが、この材料に適合した再生プロセスも同時に開発する必要があります。これまでの基礎試験において、500℃程度でCO2からCOの生成が確認できています。

補足情報

特許第5858926号 および 特許第6111070号

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