新たにSDGsインデックスを公表
野村ホールディングス株式会社
概要
国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、ESG投資に対する関心がますます高まる中、野村證券株式会社と株式会社野村総合研究所は共同研究を行い、NOMURA-BPI※の新たなサブインデックスとして、日本国内で発行されたSDGs債(グリーンボンド、ソーシャルボンド、サステナビリティボンド等の総称)の流通市場動向を表す指数「NOMURA-BPI SDGs」(以下「本インデックス」)を2019年11月12日より公表しております。SDGs債のパフォーマンス評価やリスク分析に寄与する本インデックスの開発・提供を通じて、日本のSDGs債市場の発展をサポートしながら、経済成長の実現と社会の持続的な発展に貢献するとともに、SDGsの達成に向けた取り組みを推進してまいります。
※ NOMURA-BPIは日本国内で発行された公募固定利付債券の流通市場全体の動向を表すために開発された指数で、年金運用者をはじめとする多くの投資家に広く活用されています。
説明
近年、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の認知の高まりを背景に、地球温暖化対策や再生可能エネルギーなど、環境問題解決のための資金調達を目的に発行されるグリーンボンドや社会課題への対応を目的としたソーシャルボンド、両方の特性を有するサステナビリティボンド等(以下総称して「SDGs債」)が国際的に注目されています。また、環境・社会・ガバナンス(ESG)といった視点を投資戦略に取り入れることについての議論も活発に行われており、今後、債券のESG投資の一つとしてSDGs債を要因としたパフォーマンス評価やリスク分析の必要性がより一層高まることが予想されます。2019年4月、野村證券株式会社と株式会社野村総合研究所は、NOMURA-BPI※の新たなサブインデックスの提供を目的とした共同研究を開始し、その成果に基づき、日本国内で発行されたSDGs債の流通市場動向を表す指数「NOMURA-BPI SDGs」(以下「本インデックス」)を開発、2019年11月12日より公表を開始しました。本インデックスは、NOMURA-BPIの構成銘柄を母集団としたSDGs債 (2020年3月1日時点で国内公募債116銘柄、56発行体)を構成銘柄としております。SDGs債の判定は、所定のルールに基づき野村総合研究所が行い、野村證券がその銘柄群の指数値やリスク指標を算出し、公表しています。また、本インデックスのみならず、「残存年数分類別(短/中/長/超長期)」、「セクター分類別(事業債/円建外債等)」や「格付別(AAA格/AA格相当等)」などの細分化した指数値やリスク指標も併せて提供しています。
野村證券と野村総合研究所はこれからも、指数の開発・情報提供を通じて、日本のSDGs債市場の発展をサポートしながら、持続的な経済成長の実現と社会の持続的な発展に貢献するとともに、SDGsの達成に向けた取り組みを推進してまいります。
※ NOMURA-BPIは日本国内で発行された公募固定利付債券の流通市場全体の動向を表すために開発された指数で、年金運用者をはじめとする多くの投資家に広く活用されています。
連携先
株式会社野村総合研究所
補足情報
2019年9月27日「NOMURA-BPI SDGs」の公表開始について
http://qr.nomura.co.jp/jp/bpi/docs/20190927_J.pdf
2019年9月27日 野村総合研究所【国内債券】NOMURA指数 NOMURA-BPI SDGs提供開始のお知らせ
https://www.nri.com/jp/knowledge/report/lst/2019/fis/ids/1011_2
野村総合研研究所【国内債券】SDGs債対象銘柄一覧(YYYY年MM月末時点)
https://www.nri.com/jp/knowledge/report
(上記URLより、「投資情報レター」 > 「【国内債券】SDGs債対象銘柄一覧(YYYY年MM月末時点)」を選択。)
野村ホールディングス 環境マネジメント(温暖化対策長期ビジョン)
https://www.nomuraholdings.com/jp/csr/environment/management.html