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ESG投融資の推進

住友生命保険相互会社

写真提供:オリックス株式会社

写真提供:東京都

写真提供:今村健志朗/JICA

概要

・ ESG投融資は、財務情報に加え、環境(E:Environment)、 社会(S:Social)、ガバナンス(G:Governance)といった非財務情報も考慮して行う投資手法です。

・ ESG投融資は、SDGsやパリ協定の採択といった世界の潮流を受け、日本でも浸透しつつあります。SDGs達成に向けた企業の取組み等を後押しすることで、イノベーションの創出等に繋がることが期待されると同時に、機関投資家にとって、中長期的に運用収益の向上に繋がるものと認識しております。そのため、当社は、従前からESG投融資を推進してきましたが、2019年度よりESG投融資方針を策定し、一層推進しております。また、同様の観点から2019年4月にPRI(国連責任投資原則)に署名しております。

・ また、当社は、次期中期経営計画(2020-2022年度)において、SDGs達成への貢献を掲げる予定であり、その主な取組みの一環として、ESG投融資を一層推進していく予定です。

説明

・当社は2019年度よりESG投融資方針を策定のうえ、推進しております。ESG の観点を組み込んだ投融資は、持続可能な社会の実現、および、中長期での投融資を行う機関投資家にとって運用収益の向上に資すると認識しており、こうした取組みを通じて、機関投資家として企業のSDGs達成に向けた取組みを後押しすることで、イノベーションの創出等に繋がることが期待されます。

・ESG投融資の具体的な手法として、4つの手法(ESGインテグレーション、エンゲージメント、テーマ投資、ネガティブ・スクリーニング)に取り組んでおります。

1. ESGインテグレーション
・投融資の意思決定プロセスに、定量的な財務情報に加え、ESGの観点を考慮します。
・株式投資において、銘柄評価を行う際、業種毎にマテリアリティ(重要なESG課題)を設定し、評価する取組みを開始しております。
・クレジット(社債・融資)投資では、社内信用格付や投資判断時等においてESGの観点(特にガバナンス)を考慮しております。

2. エンゲージメント
・当社はスチュワードシップ活動において、上場株式の投資先企業との対話(エンゲージメント)に取り組んでおります。
・当該活動において、ESG課題への取組み状況等も材料として対話を行っております。

3. テーマ投資
・ESG課題の解決を目的とした債券等への投融資について、リスク・リターンも考慮のうえ、検討・実行します。

4. ネガティブ・スクリーニング

・特定の業種や資金使途等を投資対象外とする手法です。当社はクラスター弾の製造企業等への投融資は行いません。

・また、当社は、次期中期経営計画(2020-2022年度)において、SDGs達成への貢献を掲げる予定であり、その主な取組みの一環として、ESG投融資を一層推進していく予定であり、上記具体的な取組みについても、拡充させていく方向で検討しております。

・その他、当社はTCFD提言に賛同しておりますので、機関投資家としては、投融資先のポートフォリオのCO2排出量の改善等を行っていく必要があると認識しております。現時点では、投融資先の情報開示が十分ではなく、計測は困難ではあるため、現在は、企業との対話時に気候関連情報など、情報開示の拡充を働きかけております。

補足情報

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