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SDGs趣旨に基づく投融資活動の拡大

株式会社九州フィナンシャルグループ

概要

当社は、経営理念に「地域とともに成長し、活力あふれる地域社会の実現に積極的に貢献します」を掲げ、地域の皆様とともに成長する総合金融グループとして、活気と魅力に満ち溢れる、ふるさと九州の実現に向けて貢献し続けることを約束している。
2018年10月、当社ではサステナビリティ統括室、子銀行(肥後銀行、鹿児島銀行)ではサステナビリティ推進室という専門組織を設置し、持続可能な地域社会の実現に向け、具体的な取り組みを強化している。

説明

2019年2月、当社はSDGsに賛同し、全役職員が主体的に取り組むことをサステナビリティ宣言として公表。また、子銀行である肥後銀行・鹿児島銀行において宣言に基づくサステナビリティ全体構想を策定し、持続可能な地域社会の実現に向け取り組んでいる。
2019年7月には、投融資に関する基本姿勢、並びに積極的に投融資する事業を例示した「投融資に関する指針」を公表している。
本業におけるSDGs・ESG推進を通じ、包括的なESG金融に関する取り組みを実施してきた点を評価され、2020年2月、環境省が主催する「第1回ESG ファイナンス・アワード・ジャパン(融資部門)」で銀賞受賞に至る。
当社は、以下のアクションにより、環境と経済成長の好循環実現を目指す。

1. SDGs/ESG関連の商品開発
お客様の資金調達・運用ニーズを満たし、同時にお客様自身が環境・社会へも貢献できる形を実現する商品を開発していく。

2. 国の利子補給制度の活用
環境省「地域ESG 融資促進利子補給事業」、経産省「省エネルギー設備投資に係る利子補給事業」等を活用し、お客様のCO2削減等環境保全に資する取り組みを積極的に支援する。

3. ESG金融の確立
従来の財務情報だけでなく、非財務情報の要素も評価するESG金融を確立し、脱炭素社会に向けた取り組みを支援する。

4. TCFDへの取り組み
気候変動を重要な経営課題の一つとして認識している。2019年6月、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言への賛同を表明し、7月TCFDコンソーシアムへ入会。TCFD提言に沿った情報開示の拡充として、気候変動シナリオ分析の手法を継続検討しており、また温室効果ガスのスコープ別算出と統合報告書への気候変動情報開示の準備を進めている。

連携先

2019年1月、肥後銀行と鹿児島銀行は、環境省、大分銀行、宮崎銀行とともに「中・南九州の地域循環共生圏に関する連携協定」を締結、ESG融資の推進を共同で展開していく。

補足情報

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