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メタル容器の軽量化によるゼロカーボン化に向けた取組

東洋製罐グループホールディングス株式会社

概要

メタル容器の軽量化によるゼロカーボン化に向けた取組として、スチールならびにアルミ製金属缶のさらなる軽量化を推進することで、素材由来のCO2排出量削減を極限まで追求する。要素技術としては、缶胴ならびに缶底形状・デザインの変更による強度向上、金属加工精度のさらなるブラッシュアップに基づく強度保持により、業界最軽量のメタル容器を継続的に提供することで貢献する。また、素材からのアプローチとしては、水素・再生可能エネルギーを精錬・加工工程に活用した金属材料を積極的に利用する取組や、再生材料の使用比率向上に取り組むことで、原材料由来のCO2排出量削減にも並行して取り組みたい。以上の施策を組み合わせることにより、将来的にメタル容器のゼロカーボンを目指す。

説明

チャレンジにおける到達目標
メタル容器1缶当たりに使用する金属材料を、革新的な軽量化技術で削減し、段階的にCO2排出量を削減する。
順次金属材料の削減を進める。
2030年には、年間30,000tonのCO2排出量削減※を達成する。
2050年に向けては、更なる軽量化技術の追求とCO2排出量削減に繋がる金属材料の適用に取り組み、「ゼロカーボンメタル容器」の提供を目指す。
※ 2018年の実績を基準とした、金属材料の調達から廃棄リサイクルで発生するCO2排出量

チャレンジ実現に向けて克服すべき課題
成形性、連続生産技術の確立
求められる製品性能の維持

具体的なアクション
2021年に、業界最軽量缶を上市し、国内事業所への展開を進める。
更に軽量化技術の海外事業所への普及を促進する。

チャレンジが実現した場合の効果、等
軽量化を進めることで、国内外事業所からのCO2排出量削減に貢献する。

連携先

東洋製罐株式会社

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