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緩水溶性ガラスによるブルーカーボンへの貢献

東洋製罐グループホールディングス株式会社

概要

海藻類や植物性プランクトン等の海洋の植物の生育に必要な栄養成分を長期間にわたって溶出し続ける緩水溶性ガラス(商品名イオンカルチャー)の普及のための販売活動と、さらに現行より効果が高い製品開発を行うことにより、海洋生物に炭素を蓄積する(ブルーカーボン)ことを促進する。

説明

弊社の緩水溶性ガラスは、水に溶けやすくなるようにガラスの組成・構造をアレンジしながら、有効成分をガラス中に溶かし込み、あらゆる環境下で必要な元素をイオン状態で供給する材料である。リン、ケイ素、鉄等が長期間にわたって溶出するように作成したガラスを、沿岸の海底等に設置すると海藻類がよく育つことが既に確認されている。
このガラスを普及させることで、昨今問題になっている磯焼けの解消や、空気中のCO2を海底に固定する等の環境問題に貢献できると考えている。
目標および課題としては、認知度が低いことから普及活動を活発化させ、幅広いユーザーに認識してもらうと共に、さらに使い勝手や効果が向上する製品開発を行うことで更なる普及を狙う。

連携先

東洋ガラス株式会社
株式会社不動テトラ

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