環境性能と国内最大級・最新鋭の機能を両立する「三鷹データセンターEAST」
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
概要
「三鷹データセンターEAST 」は、環境にも最大限配慮しながら、お客様のデジタルトランスフォーメーション(DX)の根幹であるミッションクリティカルな基幹系システムを支え、安心・安全な社会基盤の実現に貢献します。また、国内最大級・最新鋭の環境性能を備えたことが評価され、米国環境性能評価システムLEEDで日本初のGOLD認証を取得しました。
※デジタルトランスフォーメーション(DX)
NTTデータグループではお客様の事業に貢献するデジタル活用をデジタルトランスフォーメーションと定義しています。企業を取り巻くデジタル環境は、急激なAI発達とIoTデバイス増加による市場変化により次のステージへの発展が求められています。
説明
国内最大級・最新鋭の設備を備えた「三鷹データセンターEAST 」は、NTTデータが数々のシステムやデータセンターファシリティの構築・運用で培ったノウハウを結集し、AIやIoT等の先進技術を取り入れたサービス拠点として、お客様のDXを実現する新拠点となっています。
終局延床面積約38,000㎡(約5,600ラック相当) を有する、国内有数の規模を誇るデータセンター専用建物となっており、高い受電容量へ対応する一方で、外気冷房を可能とする壁吹出空調や共用部への自然光の取り込み、太陽光発電パネルによる給電等のクリーンエネルギーで環境に配慮しています。
2018年9月、米国グリーンビルディング協会による環境性能評価システム「LEED 」(バージョン4)のデータセンターカテゴリーで日本初の「GOLD認証」を取得しています。
環境問題から受ける影響を最小限に抑えるため、エネルギー効率が良い運用設計や、水害、地震等の災害リスクが極めて少ない地域に立地し、建物の構造も震度6~7の大地震に耐えうる免震構造で、複数変電所からの受電や非常用発電機等を備えるなど、ディザスタリカバリ強化が施されています。
環境にも配慮しながら、お客様のDXの根幹であるミッションクリティカルな基幹系システムを支え、安心・安全な社会基盤の実現に貢献します。
■チャレンジにおける到達目標
2030年までに再生可能エネルギー+先進的省エネルギー+次世代エネルギーマネジメントにより温室効果ガス排出量50%削減
■チャレンジ・ゼロに向けたデータセンター全般の課題:データセンター電力使用量の増加
社会のDX(デジタルトランスフォーメーション)やクラウド化が進むにつれ、データセンターの電力使用量の増加が、社会的な課題となっている。グリーン成長戦略においても、データセンターの省エネ化・高性能化・再エネ化は課題となっている。
■課題に対するアクション
三鷹データセンターEASTを筆頭としたNTTデータのグリーンデータセンタ®では、グリーンデータセンタを次のステージへアップさせるための3つの取組みを、FY2021から開始予定である。
①再生可能エネルギー導入・増加
2021年より、新たに堂島データセンター・品川オフィスビルにおいて再生可能エネルギーの導入を開始予定。三鷹EASTにおいても、再生エネルギー由来の電力調達に取り組み、③の異業種連携による包括的なエネルギー活用を目指す。
②先進的な省エネ
IoT等を用いてサーバ等の動作環境を見える化することで、マシン室内の空調温湿度設定を緩和し、最新ICT機器の耐用性能を最大限に活用した温度最適化(冷却エネルギーの減少)に関する実証実験をICT機器メーカー共同で実施済み。
実証実験の成果を基に、ICT機器含めたデータセンター全体の消費電力削減を実現するための実運用に向けたサービス展開を推進する。
③新たなエネルギーマネジメント
異業種連携により次世代のエネルギーマネジメントデータセンターとしての調達~提供~運用までの包括的なエネルギー活用を目指す。
上記のアクションの結果を元に、カーボンニュートラル社会実現に向けて、データセンターエネルギーノウハウを標準化するなど、同業他社との連携を図りながら、業界全体に普及させるための取組みを進めていきます。
三鷹データセンターEAST
・延床面積:3万7,650㎡
・最大設置ラック数:5,600ラック
・構造:外周部の鳥かご構造や屋上のトラス構造に加えて水平方向の免 震装置および鉛直方向の制振ダンパーにより水平加速度を約80%、鉛直加速度を40%低減
・電源:非常用発電機は 72 時間無給油運転可能
・ラック使用:最大20kVA/ラックまで対応可能
・ネットワーク:マルチキャリア対応、とう洞(専用地下トンネル)引込み
・セキュリティ:FISC、ISO27001に準拠
・太陽光発電パネルの1年間のCO₂削減量(2019年度実績)
16,813Kg