メタン発酵バイオガス事業の普及に向けたソリューションチャレンジ
栗田工業株式会社
概要
当社は、メタン発酵バイオガス市場において、事業計画開始から運営終了までのワンストップソリューションを提供し、脱炭素社会に貢献する。そして、当社が携わるバイオガス事業の普及により、2050年までに再エネ(電力換算)10~15MWhの創出を目指す。
また、SDGsへの貢献の観点から再エネ普及と水・環境保全面の両立に技術で貢献することを当社独自の重要なチャレンジポイントと捉え継続的な技術開発に努めていく。
なぜならば、これまで排水や環境面の問題からメタン発酵バイオガス事業を実施できないケースを、当社のソリューション提供により事業化可能とすることは、再エネ普及と水・環境保全に繋がるためである。
当社は、将来に向けて継続的な技術開発と、本事業普及に向けたパートナーシップ構築などにより、脱炭素社会の実現に貢献していきたい。
説明
当社は、メタン発酵バイオガス市場において、ワンストップソリューション(*)を提供し、脱炭素社会に貢献する本事業の普及促進に取り組んでいる。
* ワンストップソリューション:
① 事業計画開始から運営終了までに必要なサービスをワンストップ提供。
(原料分析・評価、事業計画、設備設計、建設工事、運営管理、稼働開始後のサービス提案及び改良改善等)
② IaaS(インフラストラクチャー as a Service)化による「グリーン・ファイナンス」面での貢献。具体的には、事業者が初期導入費用を要さず同事業の設備導入等を実施可能とするスキーム構築にも取り組んでいる。(当社自身が設備保有や、事業出資することを含めた本事業の社会実装の加速化)
上記取り組みを通じて、当社が携わるバイオガス事業の普及により、2050年までに再エネ (電力換算)10~15MWhを創出し、脱炭素社会の実現と地域分散型エネルギーの確保に貢献する。
また、SDGsへの貢献の観点から再エネの普及と同時に、水・環境保全面のコベネフィット(共通便益)最大化に対し、技術で貢献することが当社独自の重要なチャレンジポイントと考えている。
なぜならば、排水や環境面の問題からメタン発酵バイオガス事業を実施できない事業に対し、当社のソリューションで事業化可能とすることで、再エネ普及に繋がるためである。
チャレンジにおける到達目標
当社が携わるバイオガス事業の普及により、2050年までに再エネ (電力換算)10~15MWhの創出に貢献。
チャレンジ実現に向けて克服すべき課題
① メタン発酵バイオガス事業の経済性(事業可否)に大きな影響を与える排水処理・残渣処分コスト等の改善やバイオガス発生量最大化技術等の技術改良。
② 本事業普及による、持続可能な社会づくりに向けた「共創」ネットワーク構築の実現。(さまざまなステークホルダーのニーズ共有と社会の課題解決に向けた協力の実現)※長期的ビジョンに際してSociety5.0、地域循環共生圏との連動・連携を図る。
当社の具体的なアクション
① 上記「克服すべき課題」を解決する技術開発の継続と、稼働済サイトで得られたノウハウの水平展開による脱炭素社会実現に向けた推進活動。
② 当社の取り組み及び当社が目指すメタン発酵バイオガス事業が普及した将来イメージ像を社会へ発信し、パートナーを増やし、脱炭素社会の実現に向けた課題解決に貢献していく。
連携先
現状は特定のパートナーはいないが、今後、地域や時代に応じパートナーシップを検討していく。