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再生可能エネルギーの普及

株式会社奥村組

① バイオマス発電所 - 石狩新港バイオマス発電所のイメージ -

② バーチャルパワープラント (VPP) のイメージ(1)

概要

当社では再生可能エネルギー発電事業への取り組みを進めており、当社が出資する石狩新港新エネルギー発電合同会社では、2022年からのバイオマス発電所の稼働に向けて、バイオマス発電所の建設を進めている。当社では、その他にも、太陽光や風力、小水力などの再生可能エネルギーについて、事業化に向けた検討を進めている。再生可能エネルギーの普及に向けては、これらの再生可能エネルギーによる発電量の増加とともに、エネルギー利用の効率化が課題となっている。

説明

1. チャレンジ実現に向けて克服すべき課題
再生可能エネルギーの普及に向けて、バイオマス、太陽光、風力および小水力などの再生可能エネルギーによる発電量を増加させるうえで、エネルギー利用の効率化が課題となっている。これらの再生可能エネルギーの発電設備は一般に小規模であり、単体での需給バランスを考えると、ピーク需要に対応した発電能力とせざるを得ず、ピーク時以外では利用率が下がり非効率となる場合がある。
我が国で検討が進められているバーチャルパワープラント(1)(以下、VPP)は、地域に点在するこれらの再生可能エネルギー発電設備や蓄電設備などを統合管理し、電力需給のバランスをネットワークシステムで制御するもので、複数の発電設備や蓄電設備などの能力を有効に活用することを可能にする。
このVPPにおいて、余剰電力をストックする蓄電設備(蓄電池)は、エネルギーの効率的利用において特に重要な役割を果たす。従来の蓄電池の性能を大幅に向上させた革新型蓄電池(2)の開発が進んでおり、再生可能エネルギーの普及への寄与が期待されているが、蓄電容量の向上やコストの低減など実用化にあたって多くの課題がある。

2. 再生可能エネルギーの普及におけるチャレンジ目標
① バイオマス、太陽光、風力および小水力などの再生可能エネルギーによる発電量を増加
② VPPや革新型蓄電池などの活用を検討することで、エネルギー利用の効率化を図り、ネット・ゼロエミッションに貢献

3. 具体的なアクション
環境に配慮した再生可能エネルギー事業を推進し、ネット・ゼロエミッションにつながるVPPや革新型蓄電池などの活用を検討する。

補足情報

(1) 経済産業省 資源エネルギー庁HP
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/advanced_systems/vpp_dr/about.html

(2)「革新型蓄電池実用化促進基盤技術開発」 基本計画
https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100121.html

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