太陽光パネル・蓄電池を活用した再エネ100%の店舗運営
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
概要
セブン‐イレブン・ジャパンは2019年9月に神奈川県10店舗で実証実験を開始しました。この実証実験は電気自動車のリユースバッテリーを活用したオリジナル蓄電池と、パネルの裏面でも発電することで効率を大幅に高めた高性能両面太陽光パネルを店舗に設置し、自家発電による再生可能エネルギーを効率的に活用します。また、自家発電分以外の電力の調達については、国が定めた固定価格買取制度(FIT)が期限切れを迎えた電力=卒FITを供給していただき、自家発電分と合わせ実質再生可能エネルギー比率100%の店舗運営を行うものです。
説明
電気自動車のリユースバッテリーを活用したオリジナル蓄電池と、パネルの裏面でも発電することで効率を高めた高性能両面太陽光パネルを店舗に設置。自家発電による再生可能エネルギーを昼夜問わず効率的に活用します。
また、自家発電分以外の電力の調達については、国が定めた固定価格買取制度(FIT)が期限切れを迎えた電力=卒FITを供給していただき、自家発電分と合わせ実質再生可能エネルギー比率100%の店舗運営を行うものです。
セブン‐イレブンの事業におけるCO2排出量は、大きく分けて「店舗運営」と「物流」の2要素からなり、「店舗運営」にかかる電力消費に起因する部分が約9割を占めます。今回の取り組みはその電力使用量を全て発電時にCO2を発生しない再生可能エネルギーに置き換え、CO2排出量を大幅に削減することが可能です。
【電気自動車のリユースバッテリー】
日産自動車株式会社様、フォーアールエナジー株式会社様
1基につき電気自動車「日産リーフ」1台分のリユースバッテリーを活用したオリジナル蓄電池。動力に活用できる電力の供給も可能。これにより、停電時等においては店舗の冷蔵ケースを稼働させることが可能となる。電池の転用に関する米国の第三者安全科学機関ULによる電池の転用関す評価規格「UL1974」に基づく認証を世界で初めて受けた工場で電池を再生。容量:40kWh/基。
【高性能太陽光パネル】
株式会社カネカ様
物性の異なる半導体材料を接合するヘテロ接合技術を用いることで良好な発電効率と温度特性を持つ高性能の太陽光パネル。太陽光パネルの両面で発電する両面受光構造を採用し、パネル裏面でも発電することでより高い発電量を実現。
【「卒FIT」由来の電力の活用】
株式会社スマートテック様
2019年10月で固定買取期間を終了した「卒FIT」由来の電力を調達し、店舗電力として供給。
連携先
日産自動車株式会社様、フォーアールエナジー株式会社様、株式会社カネカ様、株式会社スマートテック様