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顧客を起点とした電力バリューチェーン構築と再生可能エネルギー比率の向上に向けた取組み

三菱商事株式会社

概要

低炭素社会への移行に向けて、電力ソリューショングループでは、再生可能エネルギー等の環境負荷の低い電源とデジタル技術を組み合わせ、電力の安定供給に貢献するだけでなく、需給調整機能等顧客に対して新たな付加価値を提供する事で、持続可能な社会構築への貢献と企業価値向上に取り組んでいます。
発電事業では、再生可能エネルギー比率20%超(2030年時点、発電量ベース)を目指し、再生可能エネルギーの開発にシフトしています。

説明

従来の当社電力事業は供給側の発送電事業が中心でしたが、電力トレーディング事業・顧客基盤を持つ小売事業等、需要側への事業展開により、供給側を含めたバリューチェーン全体の事業価値向上に取り組んでいます。
2019年度から始まる3ヵ年の中期経営戦略では、各家庭・顧客が日常的に利用する「電気」を通じ、単なる電力販売に留まらない、顧客目線に立った新たなサービスの提供を目指しており、従来の発電・送電事業(供給側)に加え、蓄電・分散型電源・電力トレーディング等の電力サービス事業(需要側)に取り組んでいます。
最近の取組み事例としては、2020年3月にオランダ総合エネルギー事業会社であるEneco社を買収しました。Eneco社は、オランダ、ベルギー、ドイツの3ヵ国を中心に、1)再生可能エネルギーを中核とした発電事業、2)電力・ガスのトレーディング事業、3)電力・ガス小売事業、4)地域熱供給事業を展開しており、発電から販売までを一手に担うと共に、強固な顧客基盤と約130万kWの再エネ資産を保有しています。
2019年2月には英新電力最大手のOVO社に出資参画し、同国における電力小売りに参入しています。OVO社は、ゼロカーボン社会を実現すべくサステナビリティ戦略として2030年までに企業活動から生ずる二酸化炭素排出量をネット・ゼロにすると宣言しています。
また、顧客に対しては従来のグリーン電力の販売に加え、顧客が普段の生活で排出する二酸化炭素量を可視化するサービスを提供するなど、メンバーシップを通じたゼロカーボンのコミュニティ拡大に取り組んでいます。
2019年8月にはアフリカを中心に無電化地域において分散電源事業を展開する英国BBOXX社に出資参画しました。BBOXX社は太陽光発電、蓄電池、家電を組合せたSolar Home System(SHS)を用いて、Pay As You Go方式(※)にてアフリカを中心とする無電化地域に電力を供給する事業を行っています。
温室効果ガス排出削減に向けては、太陽光や洋上風力を中心とした再生可能エネルギーへのシフトに取り組んでおり、サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)の一つとして、再生可能エネルギー比率20%超(2030年時点、発電量ベース)を目標として定めています。

※ Pay As You Go方式:携帯電話を使ったモバイルペイメント等を活用し、支払額に応じてサービスを利用できる仕組み

補足情報

電力ソリューショングループの取り組みについては、当社の広報用ウェブページをご参照下さい。
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/bg/power-solution-group/

ESGデータブック 2019
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/ir/library/esg/

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