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脱炭素社会実現に向けた再エネ発電システムの社会実装推進

株式会社東京エネシス

概要

電力システムにおける発電と蓄電及びエネルギー管理システム(EMS)に関して、「チャレンジ・ゼロ」アクションに賛同し、将来の事業活動において再エネ・蓄電・EMS技術の社会への普及・実装を進める。
・再エネ分野で、太陽光発電設備の施工と発電事業に取り組んできており、今後バイオマス発電事業を進める計画である。将来の「脱炭素社会」実現に向け、再エネ発電システムと蓄電池のパッケージ化およびAI/IoTを搭載した将来のEMSとの包括的運用に向け準備を進め、これらにより電力会社向けに加え分散型エネルギーシステム向けに適応を図るなどフレキシブルに再エネの社会実装を促進、併せて各要素における最新技術導入とシステム最適化を進め、再エネ発電分野におけるエネルギーシステムコスト低減を図る。

説明

・ 脱炭素社会実現に向けた再エネ主電源化において、出力制御可能なバイオマス発電と出力変動する太陽光発電について、既存電力系統システムとの連系と分散型エネルギー向けに最新の再エネ発電技術を取り入れ、社会実装を進め発電分野での「ネット・ゼロ」に貢献する。

・ バイオマス発電は電力システムにおいて重要とされる系統安定性に一程度の寄与が期待できる。またエネルギーセキュリティ視点で、バイオマス燃料は将来の再エネ主電源化における必要燃料量を考えると国内産に加え海外産燃料の活用が必要となると考えられる。バイオマス燃料成分は生産地により大きく異なるため、それを燃料として使用できるボイラ技術の採用と燃料供給サプライチェーンの確立が重要であり、これらの重要分野も含めバイオマス発電システム社会実装を進めて行くため、パートナーとの連携を一層強化し、24MW級バイオマス発電所建設と持続可能な事業化推進を図る。

・ 太陽光発電では、天候による出力変動と需要側要求電力のギャップを埋めるため蓄電池を導入しEMSにおける発電システムとして運用性向上を図る。また太陽発電パネル、蓄電池は技術開発速度が速い分野で有り、サプライヤーと連携し最新技術を適用したMW級設備の設置と事業化により社会実装を図る。

・ 電力システムは変革過渡期にあり先行き不透明であるが、高度なデジタル技術の開発が一層進展する中、トータルコスト低減を目的にデジタル技術適用を進め、外部システムとの整合を図りながら脱炭素社会に向け再エネ発電システムの社会実装進めるよう努める。

補足情報

鳥取県境港市における木質バイオマス発電事業の推進と太陽光発電事業についてhttps://www.qtes.co.jp/ir/document/pdf/others_20190919_5d82e6710768d.pdf
https://www.qtes.co.jp/ir/document/pdf/news_japanese_20160415_571083041c692.pdf

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