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最適なエネルギーミックスの追求と新たな電力ネットワークの構築・運用による低炭素社会の実現

中部電力株式会社

概要

当社は、安全確保(Safety)を大前提とした、エネルギー安定供給(Energy Security)、経済性(Economic Efficiency)、環境への適合(Environment)の同時達成を目指す「S+3E」の観点から、最適なエネルギーミックスを追求していきます。
その中で、原子力発電の継続的な活用を図るとともに、太陽光・風力といった再生可能エネルギーの活用を推進する等、発電から送配電、販売に至るエネルギー事業を通して低炭素社会の実現に向けて引き続き努力していきます。
一方で、将来の電力需給については、電源の分散化が進み、再生可能エネルギーや蓄電池等の導入が拡大するなど、その構造が大きく変わることが予想されます。こうした環境変化の中で、当社は、高効率かつ安定的に分散型リソースを活用するための電力ネットワーク設備の構築・運用や、お客さまへの新たなサービスの提供を行うことで、安定的かつ強靭な地域づくりに取り組んでいきます。
具体的には、省エネ・CO2排出削減に資する製品・システムや、再生可能エネルギーをより効率的・安定的に利用する技術の開発を進めていきます。
また、最新のディジタル技術やデータを活用したEVの環境整備など、物流・運輸事業者等の車両電動化や蓄電池の接続を促進することで、効率的かつ安定的な供給システムを構築します。こうした新しいビジネスを通して、持続可能な地域づくりやCO2削減に貢献していきます。

説明

当社は上記スタンスのもと更なるチャレンジングな取り組みを実施していきます。
至近では例えば、下記のような技術の開発やビジネスの展開を行っています。

〈省エネ〉
・CFRP急速加熱装置「HDサーモII/CP」の開発※1 
・ダイカスト工場向け省エネ支援システムの開発 ※2
・循環加温ヒートポンプ「Q-ton circulation」の開発 ※3

〈再エネ〉
・太陽光発電(PV)出力予測の信頼度技術の開発 ※4
・長距離配電線で太陽光発電の連系により電圧安定限界に至った場合の影響 ※5
・新型雷撃検出装置の開発 ※6
・再生可能エネルギー対応蓄電システムのRTDSモデルに関する研究 ※7
・ソルガムによるバイオマスカスケード利用 ※8

〈ゼロエミ〉
・物流・運輸事業者等の車両電動化を通じた持続可能な社会の実現 ※9
・豊田市バーチャルパワープラントプロジェクト(家庭や企業の需要をマネジメントし、再生可能エネルギーの地産地消の実現性を検証) ※10

〈レジリエンス〉
・「ドローン×AI」による配電設備巡視・点検業務の効率化 ※11
・次世代サイリスタ式自動電圧調整器(TVR)の開発 ※12
・マンホール内情報収集システムの開発 ※13

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