台湾洋上風力発電への参画
ENEOSホールディングス株式会社
概要
ENEOSグループの中核事業会社・ENEOS株式会社は、台湾で洋上風力発電所の建設・運営を行う允能(ゆんねん)ウインドパワー社の権益 6.75 %を取得し、台湾における発電事業および洋上風力発電事業に初めて参画します。
允能ウインドパワー社は、2021年12月までに、台湾の雲林(ゆんりん)県沖合で 64万kWの洋上風力発電所を建設し、台湾における再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)に基づき、台湾電力公司(こんす)へ20年にわたり電力を販売いたします。
当社グループは台湾のみならず、世界的にも開発余地の大きい洋上風力発電事業へ参画し、知見を習得することで、再生可能エネルギー事業の推進を図り、低炭素社会の実現に貢献してまいります。
説明
四方を海に囲まれた日本では、今後普及する再生可能エネルギーとして洋上風力発電が有望視されています。2018年11月には「再エネ海域利用法」が成立するなど、関連する法整備も進んでおります。このような国内洋上風力発電開発促進の流れを受け、当社グループとしても、国内での開発を現在積極的に検討しています。
その第一歩として、洋上風力発電に関する知見を獲得するために、2019年4月、台湾における洋上風力発電事業に参画しました。
このスキームでは、ENEOSと双日株式会社、中国電力株式会社、株式会社中電工、および四国電力株式会社が共同で参画したドイツの「スターウインド・オフショア社」(洋上風力発電事業への投資会社)が、 允能ウインドパワー社の持株会社である雲林ホールディングス社の株式をドイツのwpd グループ(大手再生可能エネルギー開発事業者)から27%取得した結果、ENEOSの持ち分は6.75%になっています。
台湾では洋上風力発電の導入が日本より進んでおり、2025年までに550万kWの発電を目標として西海岸一帯が開発エリアと定められています。
日本より先行する台湾において洋上風力発電事業の経験を積むことで、台風や地震といった地理的・気象条件の似た日本での洋上風力発電開発に活かしていきます。
連携先
wpd社、双日株式会社、中国電力株式会社、株式会社中電工、四国電力株式会社